技術研究の特徴
技術研究では、工事に使用するアスファルト合材の試験や、舗装の下に敷く土・砕石の試験を行います。仁井田試験室では土や砕石の試験、PL試験室ではアスファルト合材の試験を行っています。
土壌の硬さを測定する試験です。
植生の適否や、適した工法を選定する際に行います。
質量と堆積を直接測って、土の湿潤密度を算出します。土被り圧のデータが必要な時に用いる試験方法です。
機械の操作にも正確性が求められます。正しいデータを得るために日々調整しています。
土を突き固めて最大乾燥密度や最適含水比などを求めます。工事の基礎、盛土等施工の監理基準となります。
現場から求められる結果は様々です。目的に合わせて試験内容を考え、解決方法を導き出します。
舗設後の現場に出て行う試験もあります。出来上がった路面の凹凸の程度や透水性などを調べます。
現場で困ったときに、最後の説得材料として試験を行うこともあります。トラブルから現場を守る最後の砦としての自負があります。
技術研究の仕事
技術研究所では、道路舗装に使うアスファルト合材や砕石、土の性質を調べます。密度は、粗さは、沈みやすさは…。現場でこれらを使う時間帯まで考慮して調べます。ここで出したデータが施工の管理基準となります。
技術研究所では、舗装の素材となるアスファルト合材、土、砕石の性質について検査します。
単位体積当たりの質量、軟化する温度、硬さ…材料は様々な試験を通して検査されます。
同じ山から採った土でも、採る時期や場所によって全く違う性質を持っています。少しの違いにもこだわって、正しい試験を行います。
定められた方法のとおりに試験をするだけ?実はそれが難しいんです。同じ素材、同じ条件で検査するために、どうやって調整するかが腕のみせどころ。
現場が困った時に適切なフォローをすることも大切な仕事のひとつ。「解決できて当たり前」の意識でやっています。
技術研究所は「裏方中の裏方」。土の状態を調べるプロとして、必要なデータを確実に出して納得してもらえるよう頑張っています。
技術研究の現場
技術研究は1試験室4名前後で業務を行います。試験内容の選定・試験実施・報告書作成が主な業務です。現場の要請で実際に状況を確認し、試験の提案や報告を行うこともあります。
試験業務は細かいことの積み重ねなので、細かいことに気がついたり、気になったりする人が向いていますね。試験以外にも現場に出て解決策を考えたり、施主様にご納得いただけるように説明したりと、現場を裏から支える仕事です。
試験内容例